第60回有馬記念~ゴールドシップのラストラン~
2015年12月27年第60回有馬記念。
ゴールドシップのラストラン。
誘導場より先に馬場入場。
見慣れた光景。
これが最後の競馬場での走りだと思うと、
いつも以上に手が震えピントがブレてます(--;
この時すでに涙腺崩壊しておりました(TT)
ただただ無事に。それだけを願い、ステちゃんやマック、サンデーはもちろん
前日に旅立ってしまったアポロマーベリックやターフに散ってしまった
名馬達に
祈りを捧げながらスタートを迎えました。
一周目、いつものように後方から。
なんだか中山競馬場と楽しむように、そして、
内田JKを背に乗せた感触を
記憶にしっかり刻むように
走っているように見えた。
3コーナー手前からの見慣れたロングスパート。
彼の代名詞でもあり彼の強さの象徴でもある豪快な捲くり。
12万人を超える中山競馬場に大歓声が起こる。
4コーナーに差し掛かったとこでシップの脚が止まる。
バテたか?
いや、マリアライトちゃんのお尻見て止まったな(笑)
最後の直線、もうひと伸びしてくれるかと思ったけど、
シップは勝つことより楽しんで走っていた。
二年ぶりにその背に跨った内田JKの渾身の騎乗。
シップはこの時、何を想っていたのだろう・・・
久しぶりの、そして最後の内田JKとのコンビを懐かしむように、
その馬体に彼の重みやムチや手綱の感触を刻んでいたように見えた。
ゴール前で紙屑を投げる行為は好きではないし止めてもらいたいが、
偶然にも今回はシップを見送る紙吹雪のように写った。
結果は8着。
息が上がってる気配はないように見えた。
それで良い。それでいいよシップ。
それが、あなたらしさ。
あなたは勝っても負けても、いつもどのレースも主役だった。
無事に本当に無事に元気に帰ってきてくれて有難う。
シップ以外に撮った仔達の帰し馬の写真もアップしておきます。
まずはオーシャンブルー。
3年前のシップが勝った有馬記念では素晴らしい走りを見せてくれましたね。
牝馬ながら大健闘したマリアライト。
シップの横、ゲートをすんなり入ってくれて有難う。
ヒットザターゲット。
ジャパンカップではシップの横で外を向いて、
じっと大人しくしてくれて有難う。
菊花賞馬キタサンブラック。
オーナーの北島三郎さんのフルコーラス。
とても豪華で贅沢なシップの引退式の前座でしたね。
2014年のダービー馬ワンアンドオンリー。
シップはワンのことが大嫌いらしい・・・(^^:
トレセンで少しでも姿が見えるとシップは威嚇しまくるそう・・・
でもそれはきっと、ワンが強い仔だからだと思う。
来年は復活して競馬を盛り上げる先導者になって欲しいですね。
有馬記念、ラストラン、終わってしまった。
無事に帰ってきてくれた安堵感と、ターフを去る喪失感、
様々な感情が渦巻いて涙があふれ続けた2分半でした。
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