北海道旅行(12)~サイレントディール②~

昔はじっとしてない仔だったから、
こんな風な写真は撮れなかったな。

ディールは全姉にトゥザヴィクトリーがいる、華麗な一族の仔なんですよ。
でも、ヴィクの仔のトゥザグローリーもトゥザワールドも、
GⅠのタイトルに届いてません…なんだか、薔薇一族のようになりつつあります…😢

でも、タイトルこそありませんが、
JRAの芝・ダートの両方の重賞を勝った唯一のサンデーサイレン産駒なんですよ、
ディールは!
(って、これくらいしか自慢できる成績がないのは悔しいなぁ😞)

ご飯を口いっぱいにほうばっておいて、バフッとクシャミしたフリをして、

わざとなのに、わざとじゃないフリして、私にご飯ぶちまいたりしたよね~

なんて昔話をしていると、ス~っと柵から離れていくディール。

バイバイ~っといってディールから離れるフリすると、また柵に寄ってくる。

でも、ディールの声が聞こえます。

「別に戻ってきたんちゃうで。」

「こっちの草が食べたかっただけやで」って。

ツンデレ健在だね(笑)

そんな相変わらずなディールが、ふっと真剣な顔になって、

放牧地の奥を見つめます。

ん?何があるのかな?鳥でもいるのかな?

どうやらディールの放牧地の裏には育成馬でもいるのでしょうか?

木々の隙間から、お馬さんが群れで走っているのがチラっと見えます。

ディールはその仔達に反応して、自分も走りたそうにウズウズ。

ちょっぴり駆け足でそちらの方へ向かおうとします。

でもディール、君は雨男だけど雨で濡れた馬場は苦手でしょ?

特に今みたく上滑りする芝は。だから危ないから真剣に走らないでよ!

って言うと、「あ、そうやった・・・」と言うように足を止めて、

じっと奥を見ていました。

そろそろ時間も来たので、また来るよ、バイバイっていうと、

奥を見つめたまま、耳だけこちらに向け、ブフフンと返事してくれました。

産駒の頭数も少なく、JRAではニホンピロディールやトミケンフィアブル、

地方ではラッキープリンスくらいしか、勝ち鞍あげてませんが、

今後、活躍してくれる産駒が出てくることを切に願います。

そして、どうかこれからもずっと元気でいて欲しいですし、

今後もブリーダーズで過ごしていけると良いなと思います。

また必ず会いに来るからね、ディール!


Dreaming to its lineage

その血筋に夢をみて

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